STUDIO NICHOLSON Pre-Spring 19 WOMENSWEARのLOOKが完成

STUDIO NICHOLSON_pre-SP19-24

Low – Fi’とタイトルに名づけた今コレクションは、新しい視点つまり“スポーツをエディットさせた、過去にない新鮮かつ洗練されたモダンで都会的なワードローブを表現した。

機能性を兼ね備えさらに実用性を備え付けることは、スタジオ・ニコルソンが得意としてきた方向性。スポーティーなディテール(スポーツライクな OLMETEX *の生地、止水ジップやシェイプなどなど)を加えたことにより新鮮なルックを提供。 ニック・ウェイクマンは、あまりメジャー的に知られていないような、しかし時代を語るにおいて不可欠なカル チャーの部分的な要素を、コレクションの背景のストーリーに注入。
日々のありきたりの日常着(ワードローブ)をさらに美しく、ストイックにも完璧なものに仕上げるという点が、 スタジオ・ニコルソンの大きな魅力。ニックは 60 年代のジョエル・マイロウィッツ(Joel Meyerowitz)のストリート写真や、ナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)の写真集 Teenage Precinct Shoppers、また現代のストリートフォトグラファーでありニックの友人でもあるマッテオ・ビアンケッシ(Matteo Bianchessi)からヒントを得て表現した。「奇抜さや幻想的なものよりも、普通で平凡なものを考えることに夢中です」と、ニックは語る。
Aren’t real people living their life unaware of how they appear just the most wonderful thing?
デザインのシルエットやプロポーションのイメージとなっているのは、不機嫌で無骨なティーンエージの少年た ちから。SPORTY さは脇やポケットにジップを多用しているラップ MONK ジャケット,ジップアップのプルオー バーシャツや止水ジップ使いのウィンドブレーカージャケットは今までにない新鮮なルックス。OLMETEX(オル メテックス)生地の耐水のウィンドブレーカーやコート、ハイテクなリヨセル素材のシャツトップスや加工トップ ス、またダボっとしたオーバーオールなどのアイテムの中にもそれは見受けられる。 ブランドのアイコンアイテムである様々なボリュームパンツ,つまりプリーツパンツの「DORDONI」や、新たに ウエストバンドのグルカのディテールかつまた縫い目が見えないようにされている「MORROW」や膝のタックが施された「CANTO」、ヒップ下にあるポケットパンツ「PETROV」などシルエットはそれぞれ違いがあり随所に 平凡に見えるものにも新たな捻りを足す。さまざまなポケットは意図的にほとんどのアイテムにつけられ、外に 出してみせたり、下にずらしたり、大きなものだったりして今回のコレクションにはキーとなるデザインが誇張 されている。例えばロングのラップスカートには iPhone 用にわざわざつけられており、またスポーツウェアか らインスパイアされたラップ MONK ジャケットにはカンガルーの袋のようなポケットがついている。スタジオ・ ニコルソンを着る女性は、スタイルを求めるのと同じだけ、実用性も求めているのである。
Muse – Stella Tennant in the 90’s ** Soundtrack – The Score by the Fugees 1996
Pre-Spring 19
Photographer – Phil Dunlop
Model – Grace Guozhi at Viva
Styling and Art Direction – Nick Wakeman & Bella Doyle
*OLMETEX
アウターなどのイタリアファブリックメーカー 先染めの高密度のコットンギャバジンやテフロン加工を施した高密度かつ高機能なファブリックをハイブランドに供給している老舗メーカー。
** Stella Tennant in the 90’s
90 年代に活躍した「ウェイフモデル(Waif Model)」 のひとり、スーパーモデルのステラ・テナント(Stella Tennant)、 明確に体のメリハリがあるタイプのグラマラスで健康的な体型とは逆に、1990 年代半ばから台頭し始めたという “痩せこけた体型のモデル” で中性的な 彼女がニックにとってのミューズである。
1993 年のデビュー当時は鼻にピアスをつけたパンクな姿で、シンディ・クロフォードのような華やかなモデルたちが活躍した時代と相反するビジュアル だった。しかし、この中性的なステラ・テナントの魅力が、モデル史に新たな時代を作った。



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